開発ブログの必要性

何かを開発していると、何かの目的(ランタイムパフォーマンスなど)で少しわかりにくいハックをする必要が出てくることがある。もちろんそういう場所ではコメントを入れるわけだが、長くなりすぎたり、一つのソースファイルから複数のソースファイルへ言及する羽目になったりして、むしろ見た人を面食らわせることになったりもする。

例えば、ある値を先に計算しておくことで、1.計算コストを減らす、2.キャッシュ局所性を(結果的に)上げるなどが達成できるとしよう。だがそれを実装するには、先に計算した値を入れておくコンテナ、それを使って実際に計算するクラス、そのクラスとコンテナを管理するクラスの概ね3つに影響が出る。もちろん設計によっては1つのクラスで済むかもしれないし、もういくつかのレイヤーが登場するかもしれない。となると、似たようなコメントを複数箇所に入れるのは冗長な気もするし、冗長でなくしようとすると説明不足になりそうな気もする。

そういうときに全体の流れを書くことのできるdevlogがあれば、便利なのかも知れない。関連技術の普及にも繋がるかも知れないし。