読んできたプログラミング本

割と今まで読んできた本を聞かれることが多いので、ちょっと思い出そうとしてみる。記憶から漏れているものもあるかもしれないので思い出したら足すかも知れない。 私はC++の前にCを少しだけやっていたので、記憶はそこから始まる。

暗黙の型変換の落とし穴

C++

こんなツイートを見た。 #Thursdaysurvey on this code:> variant<string, int, bool> v = "Hello!"; </string,>

emptyとsize==0

C++

コンテナが空(要素を持っていない)かどうかを確認するとき、タイトルの2つのメソッドのどちらを使うかという話題で界隈が盛り上がっていたようだ。 私はempty()一択だ。サイズが0かどうかを確認したいなら、size() == 0を使うべきだ。だが、コンテナが空で…

大掴みBoost.PolyCollection

C++

この間、Boost 1.65がリリースされた。リリースノートをざっと見た所、新規ライブラリがいくつか入っている。そのPolyCollectionなるものが気になったのでざっと見てみることにした。これはその覚え書きである。 PolyCollectionは、多相型向けのコンテナだ。…

座標ベクトルと汎化について

私の書くプログラムでは、趣味でも仕事でも、低次元(大抵は2か3次元)でのベクトルを扱うことが多い。そうなると普通は座標ベクトルを意味する構造体を作って管理するだろう。

FizzBuzz

C++

会話をしていると、FizzBuzzの話になった。何かの拍子にFizzBuzzを書いてくださいと言われたらどうするだろうか、と思ってちょっと書いてみることにした。たまには気楽に書けるものもよい。 FizzBuzzを自然に捉えると、数字を文字列に変換していくルールに従…

関数型言語としてのC++ Template MetaProgramming入門

C++

C++ではtemplateを使ってコンパイル時に計算を行うことができる。 今回は、関数型言語としての視点からC++テンプレートメタプログラミング(C++-TMP)の簡単な紹介をやってみたい。 注:私はHaskellとlispの経験がホンの少しだけあるが、どちらも使いこなせる…

アセンブリ解読 小休止

asm

これまで、4回に渡ってコンパイラ(gcc v5.4.0)の生成するアセンブリコードを解読してきた。これまでの内容は、以下のような感じになる。 その1: レジスタの使い方、関数の定石、初歩的な最適化 その2: 条件分岐、除算の最適化 その3: 除算の最適化と定数伝播…

アセンブリ解読 その4

asm

その2で宣言した通り、今回の対象はループだ。その2に続きが発生したので番号的には飛んでしまっているが、続きという点は変わらない。 しかしループとなると絶対にSIMDとループアンロールが絡んで面倒なことになる、と思っているので少し腰が重いが、最適化…

アセンブリ解読 その3

asm

前回長くなりすぎたので、追記分を分けておくことにした。 前回は簡易fizzbazzを逆アセンブルし、割り算の最適化に関して面白いものを見たのだった。 アセンブリ解読 その2 - in neuro その続きとして、moduloではなく普通の割り算はどうなるんだろう、と思…

アセンブリ解読 その2

asm

続いた。でもいい題材が思いつかなかったので、条件分岐とかがいいかなあと思いじゃあfizzbazzでいいか、となった。 その1はここにある。アセンブリ解読 その1 - in neuro 文字列を使うのが(アセンブリだと)アレなのでフラグを返すことにする。 #include <stdint.h> </stdint.h>…

アセンブリ解読 その1

asm

簡単なアセンブリを読めるようになりたい。理由はカッコいいから。というのは嘘で、どういう最適化が行われたかある程度わかるようになりたい。 だが、面白いコードが書けるようになるまでにアセンブリだと道のりが遠すぎるので、コンパイラに簡単なコードを…

何らかのフォーマットのファイルを読み書きするライブラリについて

C++

Coffee-millなるライブラリを(凄く昔に)書いている。これは主に分子動力学計算の結果を読み書き・解析するためのものなのだが、解析用の部分は別に開発しているのでまあほぼ読み書きのために使っている。今やっていることが落ち着いたらもう少しメンテした…

Rustを触っている

先週Rustを触っていた。まだ手に馴染んでいないので少し不自由さを感じるが、慣れるまでの辛抱だろう。実際は去年くらいに一度インストールしてチュートリアル程度は済ませていたのだが、説明を見て言われた通りのコードを書く以上のことはしていなかった。…

C++98でもvariantを(バリバリ)使いたい! その2

C++

前回こういう記事が発生した。 c++98でもvariantを(バリバリ)使いたい! その1 - in neuro このときは単に2つの関数をくっつけて即席visitorを作れるようにして終わったものの、variantは普通2つ以上詰め込むことが多いので、N個版をゴリゴリ展開していく…

c++98でもvariantを(バリバリ)使いたい! その1

C++

私はC++98を使っているプロジェクトに参加している。タイトルを見て「2017年にもなってC++98だとォ〜〜」というような感想を抱くかもしれないが、ライブラリとしてC++98をサポートしたいとか、C++98時代から作っているプログラムでメジャーバージョンアップ…

tomlのパーサを作った

C++

こいついつもTOMLのパーサ書いてんな C++で使えるheader-onlyなTOMLのパーサを書いた。実はこれは2度目である。何故またそんなことをしたか。順に説明していこう。 最初に書こうと思った一番の理由は、「パーサを書いたことがなかったのでいい経験になると思…

erratum: 前回の記事に関して

C++

前回の記事を書いた2日後くらいに、よく考えると先のコードはまずいのではという気もちになった。今日まで放置していたのは、まず自分が書いていたコードを直すことと、書かなければならない書類をこなすことに集中していたからだ。書類は数日前に草稿を共著…

制限解除union

C++

しばらくブログを書いていなかったが、実際のところペーパーワークに駆られて(現在進行形で駆られている)コードをほぼ書けていない。そのストレスで日曜日に何の関係もないコードをゴリゴリ書いていた。そこでタイトルにあるものを使って、ボンミスで時間…

typedef typename trait::template something<T>::type type;

C++

あるstructのメンバであるtemplate structをtemplate argumentとして受け取ってその中身をtypedefする、というときの書き方が(もう少し普通な状況でも出てくると思うが調べていない)、この18行目の文法がキモい2017だったので置いておく。 [Wandbox]三へ( …

vtkで分子を描画

C++

vtk7.0.0が出たという記事を見た時、といってももう1年も前なのだと今気付いたが、分子のためのクラスがあることを知った。で、以前vtkで分子を表示するために複数個の球体を浮かべようと悪戦苦闘した記憶が思い起こされ、こういうものがあるなら使ってみた…

スコープ内の時間計測

C++

以前、関数の時間計測のために返り値をラップする構造体を作っていたが、これはRAII的に考えて Logger logger; /*... codes ...*/ { stop_watch<std::chrono::milliseconds> sw("block-name", logger); /* do_something */ } とスコープの先頭で宣言すればスコープ内でかかった時間のロ</std::chrono::milliseconds>…

bobthefishでstring関係のエラーが出た

普段、 fish shell なるシェルを愛用している。Linuxに触れて1年半ほどだが、最初は普通にbashを使っており、1年経つか経たないかの頃、ちょうど別のshellのことを考え始めた頃にどこかでfish shellを知って入れてみたのだったと思う。どこで見たのかは忘れ…

関数の時間計測

C++

C++のthreadライブラリを使っている。いかんせん並列化の経験が少ないのでちゃんとthreadが立ち上がっているのかとか、並列に処理されているのかとかがよくわからないし、ツールもよく知らない。VTuneのことは知っているが個人で持っているようなものでもな…

コンテナ内の一括計算

C++

を、たまにコードを見たりしている後輩が自分のためのコードの中でよくやっている。要するにこういうことだ。 std::vector<double> v1; std::vector<double> v2; // do something... assert(v1.size() == v2.size()); std::vector<double> v3(v1.size()); for(std::size_t i=0; i</double></double></double>

CUDAの練習2: Ising model

というわけで続きである。今回はIsingモデルを書く。openGLとかで動画を眺めたりはしない。

CUDAの練習1: mandelbrot集合

を正月休みにしていた。CUDAに関しては雑な知識しかなかったので、『CUDA BY EXAMPLE』なる書籍を読んだ。『CUDA C プロフェッショナルプログラミング』なる本が名著であると勧められてはいたが、まずモチベーションを殺さないために短めのものを一読してか…

計算行為と物理の話

先日大学で開かれていたセミナーに出席していたのだが、非常にわかりやすく面白く、楽しい時間を過ごすことができた。そこで聞いた話から思い出したことがあった。

variadic templateで遊ぶ

C++

この記事は、C++ Advent Calendar 2016の5日目の記事です。 まえがき C++11以降、C++では可変長テンプレートなるものが使えるようになった。要するに0個以上の任意個の型引数を取れるテンプレートである。std::tupleなどでお馴染みだろう。 この記事では、可…

variadic templateのその後

この前書いていたvariadic templateでreverseの話について、少し考えてみるともっと綺麗にできることが分かったので、調子に乗って他にも色々書いてみた。そしてどうせなのでそれをまとめた記事をC++アドベントカレンダーに参加することにした。記事が誰かに…